THE YELLOW MONKEY
>> BUNCHED…/夜行性…/未公開…/SICKS/8


BUNCHED BIRTH
BUNCHED BIRTH
THE YELLOW MONKEY

1991
1.BUNCHED BIRTH
2.WELCOME TO MY DOGHOUSE
3.FAIRY LAND
4.LOVERS ON BACKSTREET
5.HANG ONTO YOURSELF
6.SLEEPLESS IMAGINATION
7.カメレオンの涙

イエローモンキーが91年に出したインディーズ盤。
帯の文句が「性・刺激・堕落・享楽・解放、そしてときめきその全ての言葉を君に捧げよう」となっているのですが、まさにそんなかんじです。でもすごくポップだと思う。デビュー前のエネルギーが爆発しています。

一番好きなのは、SLEEPLESS IMAGINATION ! 『メカラウロコ7』というライブでこの曲をやったときの映像(NHKで放送されました)がすっごくよかった!ロビン(吉井)のタンバリンさばきは必見です。
あと、FAIRY LANDもすごく好き。ちょっとT-REXっぽいかもしれない。ポップでキラキラです。
LOVERS ON BACK STREET。この曲は今のメンバーのなって初めて演奏した曲だとか。家族を亡くした娼婦の曲、だっけ・・・??♪あなたが醜いブタでもいい♪とか、言葉もすごいです。メロディもとても綺麗な曲。後に録り直したものが最近発売されたベスト盤にも入っています。
HANG ONTO YOURSELFは、同名の曲がデヴィッドボウイにあったと思うのですがまったく別物です。むしろ吐息は「ジュ・テーム・モワ・ノン・プリュ」。妖しいベースがこれまた濃い雰囲気を醸し出しています。
WELCOME TO MY DOGHOUSEは、イエローモンキーの原点と言われてる曲ですね。

とにかく、ものすごいパワーの詰まったアルバムです。イエローモンキーの中で最高傑作かもしれない。ものすごいパワーとものすごい妖しさ。大好きです。


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The Night Snails And Plastic Boogie(夜行性のかたつむり達とプラスチックのブギー)
夜行性のかたつむり達と
プラスチックのブギー
THE YELLOW MONKEY

92/06/21
1.SONG FOR SNAILS
2.SUBJECTIVE LATESHOW
3.OH! COLDEN BOYS
4.NEUROTIC CELEBLATION
5.CHELSEA GIRL
6.不愉快な6番街へ
7.THIS IS FOR YOU
8.FOXY BLUE LOVE
9.真珠色の革命時代
10.ROMANTIST TASTE
11.WALK IN SUNSHINE

1stアルバム。大好きなアルバムです。イエローモンキーの中で1番か2番目に好き。今までで一番聞いてるCDだと思う。何百回?何千回?とにかくそれぐらいよく聴いていいます(ききすぎ)。
ポップで毒があっておセンチで妖艶で。ブレイクしてからよりもこっちの方が断然いい!と私は思うのです。詞も曲もアレンジも。このバタ臭いかんじ。夢の世界のようです。

Subjective Late Showなんかすごくポップで。シリコンのザリガニは〜。♪タラリラタラリラのギターソロとか、大好きなものが詰まっています。
Oh!Golden Boysは、初の武道館ライブにとっといた曲で。なんかすごいキラキラしてる曲だと思う。ブレイクする前のやったるで!というパワーを感じます。
Neurotic Celebrationは、ヨーロッパのお祭りな感じ。ギターとかすごく可愛くて。エロも毒もあり。GOLDEN BOYSに通じるような夢を掴むぜ!という心意気も感じます。
Chelsea Girlは、かっこいい〜!ギターかっこいい。ライブでやるとこれまたかっこいい。「パパとママには内緒だよ」とか、たまらんたまらん。
不愉快な6番街へも、この雰囲気、退廃的?な雰囲気がたまらなく好きだし、「たまらん」ばっかですが、本当にたまらんのです。このアルバム。
This Is For You。雨の日、二人の男・・・。ホモの歌です。この雰囲気や美意識がとても好きです。切なくて美しくて。雨の曲。この湿気がまた美しい。
Foxy Blue Loveも大好き。ロックでポップ。「人格を殺し仮面をつけて軽蔑の目をふさいでしまおう」のところが好きで、
真珠色の革命時代は、すごく綺麗な曲。この世界観。アスファルトに刺した忘却の注射器。武道館でオーケストラをバックに演奏したのがすごく印象に残ってます。
Romantist Tasteはデビューシングルです。カタカナをただ並べたような歌詞。マシンガン、レモネード、ラムレーズン、イデオロギー。♪その恥じらいを指で・・・のくだりがすごく好きです。どうしても敬礼(?)の振り付けをしてしまう。

曲名をただ並べただけになってしまった。吉井和哉の言葉はやはりすごい。この時期のヨーロッパな雰囲気が大好きです。こういうのをグラムロックと言うのだろうか。よく分からないけれど、ロックでポップでキラキラしていて大大大好きなアルバムです。


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未公開のエクスペリエンス・ムービー
未公開の
エクスペリエンス・ムービー
THE YELLOW MONKEY

1993/03/01
1.MORARITY SRAVE
2.DRASTIC HOLIDAY
3.LOVE IS ZOOPHILIA
4.仮面劇
5.VERMILION HANDS
6.DONNNA
7.審美眼ブギ
8.4000粒の恋の唄
9.アバンギャルドで行こうよ
10.フリージアの少年
11.SUCK OF LIFE
12.PUFF PUFF
13.シルクスカーフと帽子のマダム

イエローモンキーの2ndアルバム。これも2本の指に入る大好きなアルバムです。1stと2ndで悩むところ…。 なんとなく秋色。と言っても、制服に夕焼けなんて青臭い秋じゃない。むしろ、カビ臭い秋。似非ヨーロッパの秋。半分ニセモノの秋(よーわからん…)。
ベートーベンの月光で始まる1曲目から妖しい雰囲気を放ちます。
そしてDRASTIC HOLIDAY。もーこーゆーヨーロッパ歌謡(??)が大好き!
仮面劇はあまり人気がないようですが、私は好きです。音の使い方がかっこよくて芸術的。
4000粒の恋の唄はおかまの失恋歌らしいですが、別名演歌。ロック演歌。おかまの怨念と哀愁。でも、ちょっと喜劇だとも思うよ。
マザコン少年の歌(?と聞いたことがある)フリージアの少年。綺麗です。「もしもあなたが今夜僕に釘付けで…」ギターソロも夢見心地です。
美輪明宏風シャンソンPUFF PUFF、戦死した恋人を歌うシルクスカーフに帽子のマダム…。
中でも一番好きなのはSUCK OF LIFEです。これもゲイの歌だと思うんだけど、とにかくライブで聴くといい!会場中が手拍子して感動的。間奏でのロビンとエマの絡みもあり(最初ビデオで見たときはおったまげたけど)、メンバー紹介もあり。またライブで見たいと思うけど、見れないんだな…と思うと寂しいです。

中学のとき最初に「FOUR SEASONS」を買ってその次に買ったのがこのアルバムだったので、ちょっとカルチャーショックでした。それまで流行の曲しか聴いていなかったので(コムロ全盛期…)、こんな世界があるんだ、とすごく驚いたのを覚えています。


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SICKS
SICKS
THE YELLOW MONKEY

1997/01/22
1.RAINBOW MAN
2.I CAN'T BE SHIT, MAMA
3.楽園
4.TVのシンガー
5.紫の空
6.薬局へ行こうよ
7.天国旅行
8.創生児
9.HOTEL宇宙船
10.花吹雪
11.淡い心だって言ってたよ
12.見てないようで見てる
13.人生の終わり(for the grandmather)

6枚目のアルバム。だからシックスですが、病気Sでもあり、しかし造語らしいです。
私は初期のものが好きなのでこのアルバムがすごく好きというわけでもないのだけど、とても濃くて存在感のあるすばらしいアルバムだと思います。

一番好きなのは花吹雪です。「雨上がりのアスファルトがキライになりそうなエロティックな香り」。カラーのようなモノクロのような、力ずくで投げやりで切なくて病んでる感じ。なんかわけ分からんですが、とても想像力がかきたてられる素敵な曲です。
そして紫の空。大人の色気、アンニュイ、官能。ギターソロも含め演奏がとてもおしゃれだと思う。
天国旅行は、CD発売の前にラジオではじめて聴いた時にすごく衝撃を受けました。こんな音楽があったんだ…!というかんじで、次の日学校で熱く語っていました(誰も相手にしてくれない…)。昔熱にうなされながら天国旅行の夢を見たことがあります。明るい空に、静かな遠浅の海で潮がだんだん満ちてきて、あ、天国旅行だ・・・と思ったのです。そんなことはどうでもよく、とにかくすごい曲です。
RAINBOW MANは、イントロを聴くとはじめて行ったライブを思い出します。97年3月11日広島サンプラザ。高校受験の次の日で、席が後ろの方でよく見えなかったけれどすごく楽しかったです。ギターソロがかっこいい。ダブルネックギター!
淡い心だって言ってたよは、日曜日の午後の4時ってことだけど、3時か3時半の感じがします。力が抜けてて、雰囲気がすごく好きです。
創生児もかっこいいし、TVのシンガーは低音がどしんどしん来てライブではサビのあたりがぞくぞくぞくです。

イエローモンキーは吉井和哉の曲や詞の部分が注目されがちですが、私は演奏やアレンジの力もすごいと思う。特にこのアルバムは音の表現力がすごいです。
発売当時音楽雑誌などで「ロック史に残る名作!!」などの書かれ方をしていて、当時は私もそう思ってました。す、すげーアルバムができちゃったよ…!みたいな。今はそこまでは思いませんが、それでもイエローモンキーの代表作だと思うし濃厚でむんむんしていてすごいアルバムだと思います。


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8

THE YELLOW MONKEY

2000/07/26
1.ジュディ
2.サイキックNo.9
3.GIRLIE
4.DEAR FEELING
5.HEART BREAK
6.人類最後の日
7.SHOCK HEARTS
8.聖なる海とサンシャイン
9.カナリア
10.パール
11.STONE BUTTERFLY
12.メロメ
13.バラ色の日々
14.峠

イエローモンキー最後のアルバムになってしまった「8」。その名のとおり通算8枚目のアルバムです。前作「PUNCH…」よりも湿度が戻ってきてその点はよかったです。そしてSmile→FOUR期的な色気が復活してるような気もするけど、何か迷いがあるというか掴みきれていないような気もします。
このアルバムの中で好きなのはなんと言ってもカナリア!!胸がしめつけられるような、とても想像をかきたてられる曲です。青い空、光…、青春。言葉がジャストで名曲です。
続くパールと合わせて聞くとますます涙目になってしまいます。
聖なる海とサンシャインはシングルで出たときはあまりピンとこなかったけど、アルバムの中の一曲として聞いたほうがしっくりくる。独特な誰にも真似できない雰囲気だと思う。白黒でもセピアでもなく、でも何か風景が目の前に浮かんでくるような。シングル発売時は大学受験真っ只中で死にそうだったので、この曲聴くとどうしてもそのときの時のことを思い出してしまうのです。
SHOCK HEARTS、チオビタドリンク。この曲はライブが本当によかった!サビのOH YEAH!のとこでぶわーっと鳥肌が立ちました。
そして最後のはシンプルで力強く美しい曲。だんだん温度が上がっていくのが感動的です。
イエローモンキーの中ではそんなに好きな方のアルバムではないけれど、改めて聴くとやっぱりかっこいいと思いました。今更ですが解散が惜しまれます。
051008


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