三島由紀夫の本


今年2010年の11月25日で、三島由紀夫が亡くなってから40年になります。
いつの間にか本棚にたまっていたオレンジの背表紙。
久しぶりに手にとってぱらぱらと読んでみると、
その濃厚な美しい文章に圧倒されます。

10/11/01


金閣寺
金閣寺
美、美、美!
仮面の告白
仮面の告白
初期の代表作である自伝的小説。
禁色
禁色
同性愛者の美青年と醜い老作家。

美徳のよろめき
美徳のよろめき
不倫の話。でも美しいです。
午後の曳航
午後の曳航
なんとなくヨーロッパの匂い。そして官能。
花ざかりの森・憂国
花ざかりの森・憂国
短編集。有名な「憂国」もよいですが、歌舞伎の女方を描いた「女方」もおすすめ。

春の雪
春の雪
濃厚な美の世界。
三島由紀夫レター教室
三島由紀夫レター教室
5人の登場人物による手紙で構成された小説。軽やかな1冊。
私の遍歴時代
私の遍歴時代
エッセイ集。三島が太宰と対面したときのエピソードが興味深い。

美と共同体と東大闘争
美と共同体と東大闘争
1969年に行われた東大全共闘との討論会の模様。内容は難しいけれど、当時の空気が感じられておもしろい。
夜会服
夜会服
三島の“軽やか系”の中でも特に好きな作品。新婚の美しい男女と姑のもろもろ。読後感もさわやか。
写真集 三島由紀夫 ’25~’70
写真集 三島由紀夫 ’25~’70
文庫だけど見所たっぷりの写真集。

三島由紀夫の家
三島由紀夫の家
真っ白なロココ調の三島邸の写真集。らしいような、らしくないような。
別冊太陽 三島 由紀夫
別冊太陽 三島 由紀夫
もりだくさんです。
三島由紀夫の愛した美術
三島由紀夫の愛した美術
三島の文書で言及された美術品を解説。

昭和45年11月25日―三島由紀夫自決、日本が受けた衝撃
昭和45年11月25日―三島由紀夫自決、日本が受けた衝撃
あの日を人々がどう受け止めたか。当時を知らない世代だからこそ読んでみたい一冊です。
小説読本
小説読本
小説とは何か、そして小説の書き方を三島が語ります。